ロースクール生の日常と法

2022年4月にロースクールに入学した男の奮闘日記です

ep.7 はやくも、はてなブログをやめようか悩んでいます

こんばんは、村川です。

※今回の記事の内容は、あくまでも僕調べですので、まゆつばものとして読んでください。

 

本題に入ります。

私、村川、

8回目の記事にして、はやくも、

 

はてなブログをやめようか...

 

と悩んでいます。

 

というのも、理由がありまして。

はてなブログに代わって、Word Pressというのをやろうかと思っているわけです。

 

Word Pressとは、言ってしまえば、

自作のブログサイト

ができる、というサービス(?)です。

 

はてなブログだと、こうして今僕が書いている記事の自由度とかも、既存のレイアウトやフォントの制限を受けてしまいます

はてなブログに限らず、ブログサイトはたいてい同じです)

 

しかし、Word Pressを使って、いちからオリジナルのブログのページを作ることで、

いろいろなテーマをインストールして、自由度の高いブログを作ることができるのです。

その反面、導入が面倒だったり、スマホ用のページを作るのが面倒だったりするそうですが...

 

ですが、僕がはてなブログをやめてWord Pressに移行しようかと思っている真の理由はそこではありません。

 

僕が惹かれているのは、Word Pressの方が、

 

記事の内容の自由度も高い

 

という点です。

 

はてなブログの場合、運営元のはてなブログ(株)?が、各個人の記事を管理しています。

そして、成人向けの内容に規制が入ったり、映画や漫画のネタバレ記事に規制が入ったりしています。

 

一方、Word Pressは、あくまでもブログサイトを作るサービスを提供している会社に過ぎないので、その内容に対する規制は基本ありません

 

で、なんですが。

 

僕が今後書きたい内容をメモに起こしてみて気づいたのですが、

 

僕が書きたい内容、かなり成人向け的な内容が含まれているんです

 

と言い切るのはさすがに盛りましたが、それでも、はてなブログを続けるのはちょっとリスキーかなと思うくらいには、書きたい内容にクセが多めでした。

 

それこそ、海外ドラマの記事を書いてみたいと思ったんですが、

ネタバレ規約に引っかかって削除されてしまう

②ドラマのワンシーンの画像を貼ると、著作権侵害と判断されて削除されてしまう

可能性が高く、思うように記事を書いていけないのでは、と思った次第です。

 

現金な話ですが、僕がはてなブログを始めようと思った1番の動機は、

アルバイトに代わる収入源をつくるため

です。

 

一応、雑記ブログを書くお試しはできましたし、

今は夏休み中なので、導入が面倒だとされているWord Pressを始める時間的余裕もある

 

とまあ、そんな経緯で、Word Pressをやってみようかと思っています。

 

ただ、こっちのブログを完全に消してしまうのかと言われれば、それは違くて、当面残しておく予定です。

 

それこそ、このブログで書くのに適している内容のものは、こっちで書いていこうと思います。

 

新しいブログは、内容がかなり僕の内面的なことになることが予想されるので、最初はみなさんには伏せてやるかもしれません。

 

それに、そもそもブログでお小遣い稼ぎとか、いつのトレンドだよ、とか言われそうですが、とりあえずやれるところまでやってみようと思います。

 

というわけで、進捗とかまた報告させてください、

ではでは。

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ep.6 面接官「なぜ世界から核はなくならいのだと思いますか」

こんにちは、村川です。

今回は、公務員試験対策をしていた時の話です。

 

タイトルにもある通りの質問を、面接練習の時に僕はされたわけですが、

その前に、その面接練習に至るまでの話をしようと思います。

 

あれは確か、2019年の10月頃だったと思います(遠い目)

 

大学3年生も後半にさしかかり、予備校の公務員試験講座では座学の勉強だけでなく、

面接練習が始まってきていました

 

それと並行して、各省庁や自治体の、現職公務員の方々が弊学にいらして、説明会を開いてくださることも多くなりました

 

当時の僕は、正直公務員になるモチベがそんなに高いわけではなく、単に消去法で将来を決めていたにすぎませんでした。

 

だから、面接練習が始まってからというもの、完璧な応対をする同級生を横目に、段々ともともと低かったモチベがさらに低下していく、負のスパイラルに陥る日々を過ごしていたのです。

 

それに加えて、大学時代になんの部活、サークルにも入っていなかった僕は、そもそも話せる内容なんてなく、面接練習にも顔を出さなくなってしまいました

 

そんなある日のこと。

一応、国家公務員総合職という試験の対策をする集まり?の一員だった僕は、某省の説明会に参加することにしました。

 

全体の説明会が終わり、

「個別で相談したいことがある人は、この後時間の許す限り答えます」

と、人事担当の方がおっしゃっていたので、僕は当時のありのままの悩みをぶつけることにしました。

 

すると、その方は一言、

「村川さんは、ものごとを難しく考えすぎているんじゃないかな」

と。

 

つづけて、

「もっとシンプルに考えればいいと思うよ」

 

正直、むっとしました。

 

僕だって、こんなウジウジ考えたくないよ。

でも、考えてしまうものは仕方ないじゃないか。

 

同級生は、みんな公務員になる明確な理由をもっていて

それを裏付ける、一貫性のあるエピソードももっている。

 

自分の中で精いっぱいの理由付けやエピソードをつくっていっても、

面接官役の人には、「君のエピソードは弱い」と一蹴されてしまう。

 

じゃあどうしたらいいんだよ。シンプルに考えるたって、実際の物事はもっと複雑じゃないか。

 

今思うと、僕はあきらめる理由が欲しかったのかもしれません

 

もし、その時人事の方が、

「たしかに、人事担当の僕から言わせてもらうと、村川さんは他の受験者に比べて見劣りしてしまうね」

って言ってきていたら、僕はその時公務員試験から撤退していたかもしれない。

 

けれど、その方は、

「エピソードに強いも弱いもない。僕はそんなところで受験者を判断しない」

と言ってくれました。

 

その発言があったからこそ、僕は試験を最後まで受けることができたのだと思います

(結果は全落ちだったけど)

 

ともかく、その答えを聞いた時点で、僕は割と半泣きだったのですが(笑)、

続けて質問しました。

 

「じゃあ、シンプルに考えるってどうしたらいいんですか」

 

僕がそういうと、その方は、少し「うーむ」と考えるそぶりをみせてから

 

「理屈で説明するよりやってみた方が早いと思うから、今ここで練習してみようか」

「...じゃあ、村川さんに質問です。『なぜ世界から核ははくならないのだと思いますか』」(熱いタイトル回収)

 

ここから本題に入るわけです(笑)

 

さて、みなさんは急にそんな質問をされたら、どう答えますか?

 

もちろん、すっと答えられる人もいるでしょうが、大方の人は

話のスケールがでかすぎて、フリーズしてしまうのではないのでしょうか。

 

かくいう僕も、フリーズしてしまいました。

 

(え、そんな質問に答えなんてあるのか? ないからこそ世界から核がなくならないんじゃ...)

(いやでも、答えのない問を今この場で出すわけはないし... ええい、ままよ!)

 

村川「それはですね...人類がまだ木の上で生活していた時まで遡ります

人事「ほう...?」

村川「木の上で生活できるだけの数が飽和してしまって、一部の人類が地上での生活を始めました

人事「...?」

村川「そのうち、地上の資源も奪い合うようになって...」

 

人事「ストップ!...おとなしく聞いてきたけど、いつになったら核の話がでてくるのさ!」

 

村川「ここからですよ!...そして、各群れは自分たちの群れを守るために、武力の強化を始めました」

 

人事「あーそういうことね。...にしても長い!

 実際の面接だとそこまでに辿り着く前に、『あ、もういいです』で終わりだよ?」

 

村川「...(そうは言ったって、最初から話さないとストーリーがないじゃないか)」ムッ

 

人事「いいかい、大事なのは、シンプルに考えること。『自分たちの群れを守るため』でいいの。現代風に言ったら、『自国を守るため』の一言でおわり。そう考える国があるから、世界から核はなくならない。ね、シンプルでしょ?」

 

村川「でもそれだと、自国を守る手段として、必ずしも『核』を保有する必要はないわけで、答えとして不十分だと思います」

 

人事「いいことに気がついたね。でもそれは、たいてい面接官が続けて質問してくれる。じゃあ、村川さん。なぜ、防衛手段として『核』をもつ国があるのだと思う?」

 

村川「それは...核には”抑止力”があり他に保有している国がある以上、自国もまた保有しなければならないジレンマがあるからです」

人事「その通り。じゃあ、なんで全世界の国がみんな持っているわけではないの?

村川「詳しくは覚えていませんが、新たに核を保有するのを禁じる条約があったと思います。」

 

人事「そうだね。新たに保有を始めることは条約があるから厳しい。かといって、既に保有している国は、他の国のことを考えると手放すわけにはいかない。大本を辿ると、保有し始めたのは自国を守るため。」

 

村川「(す、すごい。あんなに複雑だと思った問がすごくスッキリした...)」

 

人事「それじゃ、最後おまけの質問。日本は核を保有する必要があると思いますか?

 

ドクッ...ドクッ...

 

思い出せ...。シンプルに、シンプルに。

(ここで戦闘用の熱いBGMが流れ始める)

 

ドクッ...ドクッ...!!!!

 

(そうだ!閃いたぞ!!)

 

村川「いえ、その必要はないと思います」(キリッ

 

 

人事「なぜですか」

 

村川「その理由は、2つあります。第一に日本は、核保有国であるアメリカと安全保障条約を結んでいます。その条約により間接的に核の抑止力が他国に対し働いているため、日本が直接核を保有する必要はないと考えます」

 

人事「...ッ!」(←僕の妄想)

 

村川「そして第二に、日本は世界で唯一の被爆であることから、今後も世界に対し、核廃絶を訴えていく責務があると、私は考えます」(ドヤァ...

 

人事「...よい回答だと思います。今の、シンプルに考えるその思考を忘れないでください。村川さんのように、明快な回答をその場でできる人を、私達の省は欲しいと思っているのです」

 

村川「せ、せんせぇ!泣」

 

。。。

というのが、ある説明会でのときのこと。

割とガチで、僕の普段の考え方に影響を与えるイベントとなりました。

 

こういうのを、コペルニクス的転回というんですかね。

 

ちなみに、何が僕の中であったのかはわかりませんが、その日の夜、

僕は強力な吐き気に襲われ、めっちゃえづいてました。

しかも感情もこみあげてきて、えづきながら号泣していました(笑)

 

僕はこの説明会を受けて、もう一度公務員試験と向き合ってみようと思い、面接練習に顔をまた出すようになりました。

 

けれど、結局挫折して、全落ちしてしまったのはまた後のことで、当時の僕は知る由もないのであった。

 

ともあれ、シンプルに考える、ということ。

みなさんも暇なときに考えてみてください。

ではでは。

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ep.5 引き寄せの法則はあるのかもしれない。

こんばんは、村川です。

みなさんは、引き寄せの法則を知っていますか。

 

聞いたことくらいはきっとありますよね。

僕はこの「引き寄せの法則」、

あながち嘘っぱちではないと思っています。

 

今、胡散臭いと思ったそこのあなた!

スピリチュアルな話ではないので、もう少々お待ちを!

 

さてさて。

引き寄せの法則とは、その名の通り、

「思いや願いを口にしていれば、自然とそれらが引き寄せられてきて、実現する」

という内容のもの。

 

なんとも胡散臭い話です。

 

提唱者が誰だとか、詳細が気になる方はWikipediaに載っていると思います。

 

一応、引き寄せの法則」の論拠は2つあって、

 

①目標を口に出し続けることで、自分の深層心理にそれが刻まれ、自然と実現に向かった行動をとるようになる

②目標を口に出し続けることで、協力者が現れる

 

の2つです。

 

僕が「あるのかもしれない」と思うのは、②の方です。

詳しく話します。

 

僕は現在ロースクールに通っているのですが、

大学卒業時、実はロースクール進学を既に考えていました

 

といっても、その時は

「30歳くらいになったら仕事をやめて、第二の人生として法律職につきたいな。そのためにロースクールの入試をその時受けよう」

くらいにしか考えていませんでした。

 

ですが、同時に、できるだけ若いうちに勉強を始めたほうがいいだろうということも考えていたので、

「ワンチャン、2~3年で仕事を辞めてロースクールに入るのもありだな」

とも思っていました。

 

そんなこんなで、会社に入ったわけなのですが、会社の同期はみないい人たちで(いまだに連絡をとっています)

僕の将来的な夢を話してもいい、それどころか聞いてほしいと思えるような人たちでした。

 

そこで、しばしば先述のローに行きたいという話をしていたのです。

ちなみに、ローに行きたいという話は結構いろんな人にしていました。

 

そうしたところ、なんと同期の中に法学部出身の人がいて、

ここまではそんなに珍しいことではないのですが、

「村川のこと応援したいし、協力するよ」

と言ってきてくれたのです。

 

目標があるとき、そういうふうに背中を押してくれる人がいること自体が、とてつもなく大きな心の支えになります。

それだけでなく、彼は実際に行動を伴って、僕の協力をしてくれたのです。

 

具体的には、ロースクールの入試の際、「ステイトメントシート」いわゆる「入試志望動機書」的なのが必要なのですが、

 

彼はその内容の検討を一緒にやってくれました

 

僕は公務員試験を全落ちした時、どうしても志望動機が最後まで書けなかった者だったので、彼の協力は非常に助かりました。

 

ステイトメントシートも、入試の合否を分ける点数の一部を構成しているので、彼なしではきっと僕は入試を突破できなかったと思います。

 

。。。

遡って考えてみると、そもそも僕が同期に

「いつかロースクールに行きたいんだー」

という話をしていなかったら、その同期が協力してくれることもなく、僕は落ちていたかもしれません。

 

というか、そもそも入試を受けていなかった可能性すらあります

 

本来、「引き寄せの法則」なんて胡散臭い、似非科学の法則()、僕の性格上それを真面目に取り扱うことはまずありません。

 

しかしながら、目標を口に出さなければ(その話しぶりにもよりますが)、

周りの人が協力してくれる機会さえできないことを考えると、

 

引き寄せの法則」には、100分の1理くらいはあるのかも...

というのが今の僕の認識です。

 

というか、ブログとかをやっているのも、それも雑記系をやっているのも、
多少「引き寄せ」的なことがあるかもと思ってのことです。

 

もし僕の認識に変化があったら、その時また記事にします。

ではまた。

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ep.4 とんでもないセクハラ野郎がいた

こんにちは、村川です。

今日は、とんでもないセクハラ野郎が身近にいたという話をしようと思います。

 

最初にいっておきます。

そのセクハラ野郎とは、なにを隠そう私の事です。

ちなみに、まじめな話ではないので悪しからず。

 

話は6月に遡ります。

 

これもいずれ話そうと思いますが、僕は6月に結構な失恋をしました。

 

それはもう大変なショックで、24時間、食べ物が喉を通りませんでした。

(翌日、普通に腹が減ったのでスパゲッティを2人前食べました)

 

6月というと、ロースクールでは中間テスト真っただ中。

もう情緒がおかしくなっていました。

 

そして、中間テストの最後の科目が終わったある日、ついに同級生に失恋の話をしてしまったのです。

それまでは、こういう内面の話をするのにはまだ日が浅いと思っていたのですが、どうにも我慢できなくなってしまいました。

 

すると、それを聞いたAくんは、

「まじか! それなら村川君、テストも終わったし、今日のみ行っちゃう!?」

と、僕を励まそうとそんな提案をしてくれたのです。

 

おぉ、やはり持つべきものは友よ!

 

なんやかんやあって、Aくん、Aくんと仲良しの女子Bさん、Cくん、僕

4人で、僕の部屋でタコパをすることになりました。

 

大学時代、友達が少なかった僕は、タコパなんて、高校生ぶりのこと。

 

しかも、普段お酒を飲む機会のない僕は、久々のお酒ということで、かなりテンションが上がっていました。

 

なにより、失恋の傷を埋めてくれるのは、友と、アルコホールしかない、と思ったのです。

 

宴もたけなわ。

夜もお酒も更けてきたタイミングで、僕らはあるゲームをしました。

 

かの有名な、「ワードウルフ」です。

 

ルールを簡単に説明します。

 

まず、ゲーム参加者に、あるワードが配られます。

そのワードは、一人を除いて、みな同一のものが知らされます。

一人だけ、別のワードが配られているわけですが、

参加者は、自分がその一人なのか、はたまた多数派なのかを知ることはできません。

 

多数派は、紛れ込んだ少数派を見つければ勝利

逆に、少数派は最後までバレなければ勝利です。

 

例えば、

Aくん「運動会」

Bさん「運動会」

Cくん「運動会」

村川 「文化祭

 

のように、最初にワードが配られ、

「みんな、この行事好きだった?」

「一番の青春だよねー」

といったふうに、自分が少数派かもしれないという緊張感を感じつつ、

 

時には知ったかをしたり、かまをかけたりして、

少数派をあぶりだしていくという、

 

非情に面白いゲームです。

 

そんなわけで、夜10時、ワードウルフがスタートしました。

 

...

 

村川「(なになに、ワードは、『満員電車』か...)」

よし、最初はかまをかけてみよう。

 

村川「ぶっちゃけさ、好きな人もいるよね(AVのジャンル的な意味で)」

Aくん「いや、いるか?w」

Bさん「これ、村川くんで決まりじゃない?」

 

村川「(ま、まあ、AVと結びつけるのはさすがに関連度が低いか)」

 

村川「いやでもさ、Bさんがいるからあれだけど、AくんとCくんは、俺の言っている意味わかるよね?興奮するシチュエーションありえるよね」

 

Cくん「えーなんのこと?w」

 

この時点でだいぶセクハラ発言ですが、まあ、友達同士の席だし、ひとまずゲームは楽しく終わりました。

 

※ちなみに、その回の少数派は僕で、他のみんなは「渋滞」でした。

(嬉しいシチュ想定できなくて草)

 

 

そして後日。

先月末、期末試験が終わったため、クラスメイトの何人かで打ち上げに行ったときの事。

 

Aくん「この前、村川くん家で宅飲みしたけど、めっちゃ面白かったよ~」

Bさん「ねー! まさか、村川くんがあんな変態だと思わなかったけど」

村川「(あぁ、ワードウルフのときのことか)」

 

みんな「なになに?村川くんが変態ってw」

Aくん「かくかくしかじか(さっきの件の説明)」

村川「(やっぱりその件か~)」

 

Bさん「しかもさ、村川くん、『Bさんがいると興奮するシチュエーションになる』なんて言い出すからびっくりしたよ~」

 

 

え、

(;^ω^)

 

え、いやいや

(;^ω^)

 

いやいやいやいや! 

(;^ω^)

 

それは誤解だって!!

(;^ω^)

 

久しぶりに、それもやけ酒気味だったとはいえ、そんなアルティメットセクハラ発言するほど酔ってなかったし!

というか仮に酔ってもそんなこと言うわけなくない!?!?

(ここまでオタク特有の早口)

 

そしてそういえば、僕がそういう発言したと思っていたのに、普通に接してくれていたBさん、、

 

器大きすぎィ!

 

その時点で1か月前のことでしたが、

「それは誤解している!w 言うわけないじゃんさすがに!」

と訂正しました(笑)

 

危ない危ない。

あやうく、スーパーアルティメットセクハラ大魔王になるところでした。

(いやまあ、誤解とはいえ一時的にはなっていたことになりますが)

 

というか、直接会話していたのに、なぜこんな伝言ゲームくらい

元の文と違う意味で伝わっていたんだ...

 

みさなんも、気づかぬうちに僕と同じ状況になってしまうかもしれないので

お気を付けください。

 

ではまた。

 

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ep.3 合コン行ったことないけど、合コンでやったら絶対盛り上がるゲームを考えた

こんばんは、村川です。

みなさんは合コンに行ったことはありますか。

 

ある?あるんですか?

あ、ない? 君もない?w

よーーし なかーーーま

 

ということで、今日は合コンに行ったことない僕が考案した

合コンでやったら絶対盛り上がるゲームを発表しようと思います。

パチパチパチパチパチ

 

2つ考えたので、順にいっていきます。

 

一個目のゲームは...

 

ごめんね、他に好きな人がいるからゲーム」です!

 

ルールはいたってシンプル。

最初の順番の人が、ゲーム参加者の一人を任意に選んで

愛の告白をします。言葉や文章は自由です。

 

そして、愛の告白の最中、告白をしている者、されている者で、

にやりとしてしまった人は、

 

「やば、なんか照れる///」

 

と一言いって、

グラスを空けます。

 

そして、告白ターンが終わったら、告白をされた人は、

「ありがとう、でもごめん。実は他に好きな人がいるの。」

「その人はね...」

といって、あとは同じです。

 

大体一巡したら、

「ありがとう。私も君が好き♡」

と、カップルが適当に誕生してゲーム終了です。(ケッ

 

このゲームのいいところは、

 

気になっているあの子の擬似告白が受けられるかもしれないところです!!

 

あと、別に異性の参加者を選ぶ必要はないので、男性同士で告白したらノリで面白いですし、女性同士が目の前で告白していたら、百合を眺めることができます。

 

うーーーむ。

我ながらキモすぎるゲームだ!

きもい。実にキモい。普通に、書いてて自分でちょっとひいてます。

 

ということで、2個目のゲーム紹介にうつります。

2個目のゲームとは...

 

みんなが出したお題をすべて使って

 それっぽいラノベのタイトルを考えてみたのだが、

 もしかすると僕には才能があるのかもしれないゲーム」です!

パチパチパチパチパチ

 

なんとなくタイトルでルールがわかったかと思いますが、

一応説明。

 

これは、参加者が、それぞれ単語を1個出します。例えば、

Aさん「たこわさ

Bさん「大学

Cさん「野球

Dさん「レコード大賞

Eさん「国語辞典

Fさん「教員免許

みたいな感じですね。

そして次に、それぞれが、それらすべての単語を使って、ラノベタイトルっぽい文章を作ります。

(単語はある程度変えてもいいし、「転生」とか「チート」とか、テンプレワードを使っても大丈夫です。)

 

みなさんも考えてみてください(笑)

 

 

僕ならそうですね...

 

 

『国語辞典』という曲でレコード大賞を取った一流アーティストの俺が、教員免許を取ろうと思って再受験した結果、

受かったのは私立たこわさ大学野球部推薦だけだったのだが、どうやら俺には野球の才能もあるらしい」

 

 

とかですかね。

 

一番微妙な回答をしてしまった人は、これまた飲まなきゃいけません。

ということで、今回は僕が飲みます。

 

なるほどどうして。こっちは割と面白そうではありませんか!

 

まあどれだけ考えたところで、肝心の合コンに行く機会がないのですけれどね。

 

というわけで、実は没にしたゲームもあったりするので、

今度それも遊べるレベルまでルールが思いついたら記事にします。

 

みなさんもぜひこれらのゲームで遊んでみてください。

 

最後まで読んでくださりありがとうございました。

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ep.2 夏だし、怖い話でも聞いていってよ(金縛りと女)

こんばんは、村川です。

突然ですが、みなさんは金縛りにあったことはありますか?

 

金縛り自体は怪奇現象というわけでもないですが、なんとなく怖いですよね。

みなさんも、一度くらいはなったことあるのではないでしょうか。

 

今日は、金縛りに悩まされていた僕の友達、Aくんの話をしようと思います。

 

Aくんは大学時代の友達なのですが、浪人生だった時期がある子でした。

Aくん曰く、浪人生は起きている間は常に勉強のことを考えているため、ストレスがいつもかかっていたそうです。

 

そんなAくんは、頭の疲れか、身体の疲れか、はたまた勉強のストレスか、とにかく、しばしば金縛りにあっていたそうです。

 

そのうち、Aくんは金縛りにあう時のパターンに気がつきました。

 

時計の秒針がカチカチ鳴る音も気になっていたAくんは、いつも部屋を無音にして寝ていたそうなのですが、

 

無音とはいえ、「シーーーーーーーン」としている、無音ゆえの音(?)が、金縛りにあうときは大きくなっていく感覚があるらしいのです。

 

その感覚がピークに達する瞬間に、ぴきーんと身体が固まってしまう

身体は動かないのに、目だけはキョロキョロ動かせる。

金縛りの非現実感にAくんはハマってしまいました

 

この感覚に気がついたAくんは、金縛りにあうのが少し楽しみになったんです。

 

あ、きたきた。金縛り、今日しちゃうな。

 

自分の身体の感覚がつかめなくなる金縛りが、浪人生だったAくんの変わった息抜きになったそうです。

 

そして、Aくんは自分で金縛り状態をつくることができるようになりました。

目をつむり、無音の音(?)、”静”に耳を研ぎ澄ます。

すると、だんだんその音圧が高まっていき、最後には金縛り状態になる。

 

寝る前のささやかな楽しみでした。

 

ある夜の事です。

いつも通り、Aくんは金縛り状態を楽しむために、目をつむり、深呼吸をしました。

 

しーーーーーーーーーーん と静まり返った部屋の気圧が変わっていく。

 

金縛り、来る。

 

身体が固まった状態で、いつも通り目を開けました。

すると、

 

異様にやせこけ、目をギンギンに開いたの顔が、

Aくんの顔を凝視して、ニタニタと笑っているのが目に入りました。

 

女はAくんの体にまたがり、両手をAくんの顔の横について、

傍から見ると、女がAくんを夜這いしているかのような体制にありました。

(一瞬、Aくんは興奮したそうです笑)

 

女は、ニタニタと不気味にほほ笑むのをやめたかと思うと、今度は一定のリズムでパクパクとなにかを喋っているように口を動かしました

 

Aくんは、自分の顔に女の息が吹きかかってくるような生暖かい感触を感じました。

 

次の瞬間。

女は急に白目を向き、首を無理やり変な角度になるまでかしげ、

 

「ああああああああああああああああああああああ」

 

と言って頭を掻きむしりました。

 

Aくんは突然のことでびっくりしたのと、さすがにいつもの感覚が戻ってきたこともあり、急に怖くなって目をぎゅっと瞑りました。

 

女の声は次第に小さくなっていきます。

「ああああ.ぁぁぁぁ.....。」

...。

 

気がつくと、朝になっていました。

「昨日はやけに怖い夢を見たな...」

ぼやけた頭で目をこすると、顔に少しの違和感が。

 

それをつまんでみると、

細くて長い髪の毛がついてきたのです。

 

(昨日のは夢じゃなかったんだ...!!)

 

その日は勉強が手につかず、あっという間に夜になってしまいました。

 

昨晩のことがあるので、なかなか寝付けません。

それでも無理やり目をつむって、ひつじを数えました。

 

すると、

 

しーーーーーーーーーーん という部屋の音圧が、高まっていきました。

 

(やばい、このままじゃ金縛りになる!)

 

慌てて目を開けようとしても、まるで接着剤で固められたみたいに、

どれだけ力を入れても目を開けることはできませんでした

 

ぴきーーん

と、金縛り状態になりました。

 

どっどっ、と心臓の鼓動が早くなるのが自分でもわかります。

 

Aくんは、怖いもの見たさもあり、目を恐る恐る開けてみました。

 

すると、昨晩と同じように、がAくんを見下ろして、またニタニタと笑っていました。

 

そしてまた、口を閉じたかと思うと、パクパクと何か同じことを繰り返して話すように動かし始めました。

 

(なんて言っているんだ...?)

 

気になったAくんが、女の口の動きに注目しているとまた、

 

「あああああああああああああああああ」

 

と発狂して、女は痙攣しながら自分の頭を搔きむしりました。

 

最初はその様子を見届けようと思ったAくんでしたが、その異常な光景に耐えられなくなり、結局目を閉じてしまいました。

 

しかし、昨晩と違って、Aくんが目をつむっても、女の声は聞こえ続けます。

 

「ああああああああああああああああ」

 

変に甲高いわけでもなく、かといってしゃがれた声というわけでもなく、

声色はいたって普通。

だからより一層、その異常さが気持ち悪かったそうです。

 

(なんだよ、はやくいなくなれよ...!)

 

あああああ!!!!.......」

 

声の大きさがどんどん上がっていき、いよいよ耳が痛くなる、というピークの時に、突然声はやみました。

 

(...ようやくいったか?)

 

それでもなお、恐怖のうちにいたAくんは、目を開けることができません。

 

静寂にもどった部屋。

しーーーんとした音圧が、むしろうるさく感じました。

 

タ....タ.....

 

なにやら、こそこそ話をするときのような声が聞こえます。

 

タ...タ...

 

女の声が、次第にはっきり聞こえるようになりました。

 

「イタ.... イタ....」

 

「いたああああああああああああああああああああ」

 

 

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金縛りに懲りたAくんは、それ以降寝るときに音楽をかけるようになりました。

今では、無音の部屋で寝るのが怖くなってしまったとのこと。

 

Aくんは冗談っぽく言います。

「今度無音の部屋で寝るとき、その無音に耳を傾けてみ?」

「来るかもな。女が。」

 

 

「いたあああああああああああああああああああ」

 

って。

 

※これ以降の文章は読まないことをお勧めします

 

 

どうですか、少しは怖かったですか?

 

実はこれ、僕のオリジナルです(笑)

(もちろん、参考にした既存の怖い話はありますけど)

 

僕自身、無音の部屋で寝ているのですが、同じように無音でないと寝られない、っていう人は多いですよね。

 

だから、そんな人が寝るときにこの話を思い出してドキドキしてくれたらなー

という思いで考えました。

 

またなにか考えついたら第二弾しますね。

 

 

ではまた。

 

あれ、なにか聞こえませんでしたか?

 

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他にもいろいろ模索中です。興味があればぜひ。

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ep.1『ロースクール、未修1年の前期が終わった感想』と、おまけ:第1回 消費者理論(ミクロ経済)ー1最適消費ー(1)効用

こんにちは、村川です。

前回は僕の基本的なプロフィール?と、ブログを始めた理由について軽く話しました。

 

書きたいことは沢山あるのですが、いきなり

・オリジナルボードゲームを考えてみたんですが

・普段使いのリュックサックが壊れちゃいました

なんて記事を書いても、多分読まれない、という悲しい予想が立ちました。

 

というわけで、せっかくだし、ブログタイトルと関連のある内容で書こうと思います。

題して、ロースクール、未修1年の前期が終わった感想』です。

パチパチパチパチパチ(小声)

 

YouTubeや他の記事をご覧になっている方はおわかりかと思いますが、僕は今年の4月に、ロースクールの未修コースに入学しました。

 

4年制大学の文学部を去年の3月に卒業したので、1年の暗黒時代を経て、純粋未修として入学したわけです。

ただ、純粋未修といっても、公務員試験対策をしていた時期があり、その時に法律科目をかじっていたので、純粋な純粋未修かといわれるとそうではありません。

 

ある程度の知識はあるから大丈夫、という気持ち半分...

専門的すぎてついていけなかったらどうしよう、という気持ち半分で4月を迎えました。

 

結論からいうと、

「授業についていけないというほどではないが、毎週本気で取り組まないと一瞬で置いて行かれる」

という4ヶ月間でした。

 

順を追って話します。

 

まず、僕の入ったロースクールの未修1年の前期は、

憲法民法、刑法

を主に勉強する、というカリキュラムになっていました。

(他のローもそう変わらないと思います)

 

憲法民法に関しては、公務員試験受験生時代の貯金があったので、混乱しっぱなし、というほどでもありませんでした。

 

問題は、刑法です。

公務員試験受験生時代に、刑法の勉強も多少していたのですが、刑法は選択科目だったため、そこまで本腰を入れて勉強していたわけではありませんでした。

いくつかの判例をなんとなく覚えていた程度で、あとはすっかり忘れていました

(車で轢いた後、車上にはね上げられた被害者を助手席に座っていた乙が引きずりおろして死なせた判例とかは印象深くて覚えていました)

 

そんな状態で、初回の授業が始まりました。

 

「犯罪とは、構成要件に該当し、違法かつ有責な行為のことです。」

「構成要件要素には、客観的構成要件要素と主観的構成要件要素というものがあります。」

「主観的構成要件要素の1つである故意とは、構成要件的行為の認識、およびその結果の予見と結果に対する認識・認容のことをいいます。」

 

もうわけがわかりませんでした(泣)

一応、予習用の資料が配られていたので、それとテキストを使用して、自分の中では100%の予習をしたうえで授業に臨んでいたのです。

 

それにもかかわらず、授業中は先生の説明を聞くのに精いっぱいで、考える余裕がありませんでした。

 

ロースクールは、ソクラテスメソッドと呼ばれる、先生が学生に対して質問を多くするという授業の手法が取り入れられがちです。

 

かくいう、その刑法の授業でも、初回からというか初回が一番ソクラテスメソッドがんぎまりで、前に座っている学生から順に指名されて問題に答えさせられていました。

 

ひたすら、自分の番に来る前に授業が終わってくれと願っていました。

 

思いは通じて、ようやく終了の時間に。

ほっと肩をなでおろしたのもつかの間。翌日の授業のために、早速自習室にそそくさと向かいました。

 

ちなみに、刑法の授業があったのはロースクールの授業開始初日のこと。

こんな授業が、いや日々が、今後3年間続くのかと思ったら、胸が不安でいっぱいになりました。

 

思えば、

「俺、ロースクールに行くんだ」

「まじ!?やっぱ村川はすげえなあ!」

「えへへ笑」

なんて言ってた春休みが人生の黄金期だったのかもしれない。

 

とまあ、こんな感じでロースクール生活がスタートしました。

いずれ話しますが、刑法がとりわけ難しかっただけで、憲法民法も相当に難しかったです(笑)

 

先月、7月末に期末試験があって、今は夏休みです。

試験結果を待ちつつ、いかんせん心がやきもきするのでブログを始めた次第。

そうそう、中間テストも前期中にあったのですが、その時の話もまた今度します。

 

なんだか、前期が終わった感想を話すといいながら、初回の刑法の授業の感想に終始してしまいましたね(笑)

 

大変だと思うことだけでなく、楽しいことも沢山ありました

同じ志をもつ友人ができましたし、法律の面白さにも改めて気づくことができました。

その辺の話は、また次回以降書いていこうと思います。

 

もし気になったら、ぜひ読みに来てくださいね!

 

ではでは。また。

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おまけ(当初書こうと思っていたブログの草案)

第1章 消費者理論

1 最適消費

さて、というわけで早速ミクロ経済の消費者理論から入っていきます。

 

ここで、なぜミクロ経済から始めるのか、とりわけ消費者から始めるのか、という疑問がわくかもしれません。

 

まず、ミクロ経済から始める理由は、ミクロ経済がマクロ経済の基礎となるからです。

というのも、ミクロ経済は基本的に、「個人がどのように振舞うのが経済的に適当か」を理論的に詰めていく学問で、マクロ経済は、「その個人が集まった集合体は、どのように振舞うのが経済的に適当か」を扱う学問であるという関係があります。

だから、まずは個人レベルで考えよう、ということなんですね。

 

そして、なぜ消費者から入るのか。

それは、消費者は我々もなじみ深く、理解しやすい経済主体だからです。

 

我々人間は、原始的には消費する存在です。まあ、そんな難しいことを考えなくても、経済のことを学ぶにあたって、確かに日常的に我々もなっている、消費者を軸に考え始めた方がわかりやすいな、くらいの理解で大丈夫です。

 

ちなみに次章以降の話をすると、

第2章では  生産者理論、

第3章では  市場理論、

第4章では  市場の失敗と不確実性の経済学(市場理論の補足です!)

第5章では  国際貿易論

をするのですが、これをみるとわかるように、

消費者→生産者→市場全体

という、思考レベルの広がりに気がつくと思います。

 

ひとまず今回は、消費者の基礎についてざっくりと理解しちゃいましょう

 

(1)効用

教科書を開くと、この「効用」という文字がどのページにもでてきます。

経済を勉強する上で、絶対に欠かせないのが、この「効用」という概念です。

 

効用とは、平たくいえば、「満足度」「幸せ度」「嬉しい度」

そんなところです。

そういう、なんとなく「ほわっ」とするような状態を抽象化して、「効用」と言いましょう、というのが経済学者間の間の決まり事になっています。(多分)

 

ちなみに、効用はUtilityの訳語です。経済学をするときの式の中では、よく「U」と置かれるので、さくっと覚えちゃいましょう。

 

さてさて。

お金をもらえたら、ハッピーな気持ちになれますよね。だから、その時、その人の効用は大きくなっています。

100万円もらえるより、1000万円もらえる方が嬉しいですよね。だから、後者の効用の方が大きいです。

 

逆に、誰かに無理やりお金を取られたら悲しいですよね。だから、その時、その人の効用は小さいです。いや、むしろ、不幸になっているので、効用は小さいを通り越してマイナスになっているはずです。(負の効用)

 

なるほど、効用は正も負もあるのですね。

この効用は、個人の内心において大小くらいはわかっても、それを厳密に数値化して、誰かと比較できるものではありません。

例えば、友達同士でケーキを切り分けて、最後の1個がおかわりになる、というときに

「僕が最後の1個をもらった時の効用は客観的に10で、君がもらった時の君の効用は5だから、このケーキは僕がもらうべきだ」

なんて言えたら変ですよね。

内心の感受性は人それぞれですから、客観化することはできないのです。

(これを序数的効用といいます)

 

そして経済主体(消費者、生産者)が、経済的にしたいことは本質的には1つです。

それが、

「効用を最大化する」

ということです。

 

これは、自分の目線に立てば簡単です。

要は、限られた資源を有効に使う。

もっと簡単にいえば、(消費者的には)

 

「上手にお買い物する」

 

ということです。

 

今日する話は、上手にお買い物するにはどうすればいいか、をひたすら小難しく考える話だと思ってもらえれば大丈夫です。

 

では、最初に財が1だけあった時、その数がどんどん増えていくと効用はどうなるかを考えてみます。

ちなみに財とは、有形無形を問わず、経済的な価値を計れるもの、のことです。

無形のものも含むので、サービスも財に入ってます。

例えば、パンやお茶、マッサージなんかも財に入ります。

抽象化した概念的なものなので、単位は基本的にはつけません。

 

具体的にイメージしたほうがわかりやすい、といううちは、勝手にパンとかに置き換えて考えても大丈夫です。

 

今回は始めですし、X財をお水だとしてみましょう。

縦軸に効用U、横軸に水量Xを置くと、ある個人甲さんの効用のグラフU=f(x)は以下のようになります。

 

ぱっと見、グラフの傾きが徐々に緩やかになっているということがわかります。

これも、自分目線で考えてみましょう。

 

今、あなたはとても喉が渇いています。

そんな時、誰かから水を1ℓもらいました。

ひじょーーーーーに嬉しいですね。

 

一気に飲み干し、ある程度満足したあなたに、その人がさらに1ℓの水をくれました。

まあまあ嬉しいですね。

 

ゆっくりと飲み終え、一息ついた時に、その人がさらにくれました。

うん、もうそんなに嬉しくはないですね。

でもタダで水がもらえるわけだし、まあ、嬉しい、かな。

 

その水がまだまだ残っている時に、その人がさらにくれました。

水の手持ちが増えるくらいの嬉しさしかもはやないですね。

 

おわかりですね。

財はあればあるだけ効用がどんどん上昇していくか、というと、そんなことはないのです。

最初は確かにすっごく嬉しくて、効用はどかんと大きくなります。

が、もらうにつれて、その大きくなる度合いは緩やかになっていきます。

財の数を1点定めたとき、その数における効用の大きくなる程度のことを、

限界効用(MU)

といいます。Marginal Utility の略だったかな。

 

先ほどいったとおり、効用の大きくなる程度はだんだん緩やかになっていきます。

これを、限界効用は逓減する、といいます。

 

限界効用は、「財xが〇〇増えた時、効用Uはどのくらい大きくなるか」ということを表す概念なので、効用の増加分を財の増加分で割って出します。

 

MU=△U/△x

 

つまり、元の式を微分しているわけです。

微分は少し難しい知識ですが、平たくいうと、あるものの変化量を無限に細かく見ていくとどうなるか、ということです。

例えば、ある車が1時間で60キロ走ったとします。だけど、普通車は走り出しに加速するまでに時間がかかります。だから、1時間で60キロ走ったとはいっても、60分間ずっと時速60キロで走ったということはありえません。

では、走り出しから加速するまでの10秒間は、何キロ走ったのでしょう。おそらく5メートルくらいです。10秒は0.0028時間、5メートルは0.005キロですから、最初の10秒間はおよそ時速1.8キロで走ったことになります。

では、走り出しからの1秒間は、時速何キロだったのでしょう。

走り出しからの0.1秒間は?0.000001秒間は?

....微分とは、これを無限に細かく見ていって、最終的にある一点においては時速何キロだったかを算出する計算です。

 

先ほどの式は、微分で用いられる記号を使って、

MU=dU/dx

と置き換えられます。

 

では次に、2財を想定してみましょう。

縦軸にY財、横軸にX財をおいた平面上に、効用Uのグラフを描くと以下のようになります。(X財は先ほどと同じく水、Y財はパンとして考えてみましょう!)

 

これはどういうことを表しているかというと、例えば(X財の数量,Y財の数量)が

(4,9)、(6,6)、(9,4)の時は、等しい効用が得られる、ということです。

これを無差別曲線(効用が同等、すなわち無差別)といいます。

ここで、先ほどの効用は逓減するという話を思い出してください。

 

(4,9)の点と、(6,6)の点とが同じ効用であるということはどういうことか。

これは、(4,9)の状態からみると、

「Y財を3手放して、X財を2もらっても効用は変わらない」

ということ。

 

(6,6)の点と、(9,4)の点とが同じ効用であるということはどういうことか。

これは、(6,6)の状態からみると、

「Y財を2手放して、X財を3もらっても効用は変わらない」

ということ。

 

おわかりですね。

X財(Y財)を今どれだけ持っているかによって、Y財(X財)をもらうのに手放してもよいX財(Y財)の数量が変わるのです。

これは、多く持っている財より、まだそんなに持っていない財の方が欲しいからです。

 

つまり、効用は逓減する、という性質があるため、多く持っている財を沢山手放してでも、持っていない財の方を得たいと思っているわけです。

 

以上で、本日分の講義を終えます。

効用は経済学にとって一番重要だと僕が思っている概念で、今日は初回ということもあり、かなり厚めに解説しました。

 

次回は、予算に上限がある個人が、その予算のなかで効用を最大化するにはどうすればよいか、という内容をやります。

 

では。

 

 

<少し発展>

先ほどのイメージでは、X財は水、Y財はパンとしました。

が、例えばX財が100円玉、Y財が50円玉だと次のようになります。

 

 

他にも、X財とY財が2つでセットじゃないと意味がないようなものだと、次のようになります。(例えば、X財がスニーカーの右足、Y財がスニーカーの左足)

 

では、X財がゴミ(いらないもの)で、Y財がどらやき(甲さんの好物)だとどうなるでしょうか。

 

 

ゴミは超絶いらないものですから、X財の量が増えると、その嫌さを打ち消すために、大量のどらやきが必要になるわけですね。